elmerの覚書です。
Elmerの複数構造用リファレンスに、
A711 ポアズイユ流れ について、平板境界(区画1,区画3)に鋼材を追加してみました。
連成はしていません。
対象 流体+(構造)
ジオメトリ作成: FreeCAD
プリプロセッサ:ElmerGUI
ソルバー :ELMER SOLVER (v 9.0)
ポストプロセッシング:ParaView 5.8.0
条件: (参考 K091 ポアズイユ流れの計算)
水:密度 998.3 kg/m3 (過渡解析時)
粘性μ:1.002e-3 Pa・s
鉄:Elmerのデータベース
結果
A711 ポアズイユ流れ と同じになります。
作業
ジオメトリ作成
①FreeCADで100×12mmの平面形状を作成します。
②カットするハードラインを上下に1mmオフセットして設定します。
③平面形状をラインでカットします。(参考:ライナー(割線))
サンプルデータ:multi.FCStd
要素作成
作成したジオメトリを用いてsalomeで要素を作成します。
上下の区画と中央の区画の3つの面についてと、境界のライン部についてグループ分けしています。
要素をunv形式にて出力し、Elmerにて取り込み、境界条件を設定する箇所として認識させます。
参考:グループ化、T405 メッシュ作成 例
サンプルデータ:Study4.hdf
Elmerによる解析
作成した要素をElmerGUIに取り込んで条件設定します。
ベースはA711ポアズイユ流れになり、外部の平板部に設定を追加していきます。
(参考:T521 Elmer 作業例、A711 ポアズイユ流れ)
Equation
本ページでは使用しませんが、追加した平板に関するソルバー設定をします。
仮に熱方程式の設定をしておきます。(2番目に追加します)
Material
Material library からIronを選択して平板に追加します。
Boundary condition
流体に関する部分はA711ポアズイユ流れと同じです。
平板(鉄)部に関しては、何もしなくて大丈夫のようです。(一応設定していますが、なんの条件も入れてはいません。Boundary condition1,3)
■Boundary condition2
上下に壁(平板)の設定をします。
■Boundary condition4
左側の流入側に1Paの圧力設定をします。
速度:X方向はフリー(流動)とし、YZは0で固定します。
■Boundary condition5
右側の流出側に0Paの圧力設定をします。
速度:X方向はフリー(流動)とし、YZは0で固定します。
結果をParaViewで確認します。
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