Elmer

T502 ElmerGUIについて

この記事は約2分で読めます。

Elmer :マルチフィジックスの解析ツール
汎用的な解析ソルバーです。windows版をダウンロードしてインストールするとElmerGUIから作業できます。

簡単に内容確認をしました。(片持ち梁)

作業の流れ

elmer gui

ElmerGUIを起動すると上記のようなウィンドウが表示されます。

まず作業フォルダを指定します。左上のアイコンを押して、フォルダを指定します。ローディングがおわれば作業可能です。(動画時間25秒)

形状を読み込みます。stlかunvで考えておけばいいようです。(FreeCADまたはsalome等の外部ツールで作成)
ファイルを開くアイコンでunvファイルを読み込んでいます。いくつか読み込める形式がありそうですが、unvファイルは都合がいいようです。(動画時間16秒)
T521 Elmer 作業例

elmer gui 解析設定
elmer gui 解析セット

上記は片持ち梁の強制変位の条件を設定したものになります。設定項目はツリーに表示されます。

elmer gui 解析実行

実行アイコンで計算させます。計算が終了するとvtuファイルが作成されます。

環境変数のパスを通して、メニューのRun > ParaVewでポストツールのParaViewを起動します。結果を読み込んでくれます。もしくは単独でparaViewを起動させてvtuファイルを読み込みます。

操作感
GUI上での作業の流れは、よくある流れで洗練されています。ただ、境界条件設定の位置が、メッシュ作成で決定しておいて、読み込み時に境界として認識させてないと、のちに修正がしずらいみたいです。また節点から触っていけるような感覚ではないです。
ビーム要素を使わず、流体等を考えるのに向いているようです。

ファイル構成

作業フォルダを指定すると以下のファイルが作成されます。
・case.sif :解析の設定が記入されます。
・egproject.xml :プロジェクト情報
・ELMERSOLVER_STARTINFO (計算実行した場合)
・mesh.boundary
・mesh.elements :要素情報
・mesh.header
・mesh.nodes :節点情報
・netgen.prof:netgen実行履歴

また、以上のファイル構成のフォルダをLoadするとGUI上に展開されます。

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