FreeCAD

T102 FreeCAD tips

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FreeCADの操作の覚書です。

ファイル出力

複数のパーツがる場合には、出力したいパーツを選んで出力します。

ファイル>エクスポートを選択します。

ファイルの種類を選択します。
CAD関係だとstepファイルがメインになるでしょうか。
3D用だと、stlやobjファイルがあります。

読み込みサンプル

blenderでobjファイルリード(パーツ毎にリード)
blenderでstlファイルリード(ファイル単位にリード)

表示

断面カットして条件を設定する

断面コマンド

断面コマンドによって、対象物をカットできます。図のように中が見えない、または触れない場合でも以下のように条件の設定ができます。

内側の表面に条件を設定する

断面コマンドをクリックすると、操作盤(左下)が表示されます。上図のように、中に条件の設定が可能です。(内側に解析の温度設定)

ブーリアン

ブーリアン演算による処理です。

パーツによる積
積コマンドによって断面を取り出す

エンティティ変換

エッジを用いて面を作成

エンティティ作成アイコン
エンティティ作成アイコン
エッジ(一次元)から面(2次元)を作成 ctrlキーを押しながら選択します
面のできあがり

参考:エンティティ変換

ダウングレードとアップグレード

Draftのダウングレードアイコンで、ソリッドからフェイス、フェイスからワイヤーに変換できます。

ダウングレードアイコン
ダウングレードによるフェイス化

逆にアップグレードアイコンで一次元上のエンティティにできます。

加工

ライナー(割線)

円筒の底に十字の割線を、スケッチラインからスライスコマンドで入れます。
ハードラインと呼ぶことが多いです。

シリンダージオメトリ

パートデザインでシリンダを作成します。

シリンダーの底にスケッチを設定して十字のラインを描きます

シリンダーの底面にスケッチを設定して、十字のラインを作成します。

割線

シリンダーのジオメトリと、十字ラインのスケッチを二つ選択して(shift)、スライスアイコンをクリックすると、図のように割線が追加されます。

解析の条件設定に使用したりできます。

モデルのスケーリング

Draftモジュールのクローンアイコンで複製します。
プロパティにScaleの項目がありますので、スケール倍率を入力します。
(横にあるスケールアイコンの操作では、エラーになって下記図の手順を指示されます。Ver020でも)

リンク

オブジェクトを複製します。

Pythonコンソール

対象を選択して右クリックし「Pythonコンソールへ送信」します。
pythonコンソール上に選択したオブジェクトが、変数objに格納されます。
obj = App.getDocument("ge_Fp_030_cup").getObject("Fusion")

■オブジェクト情報■

上記のobjに格納した後、pythonコンソールで、obj.Shape.Areaと入力すると面積情報が取得できます。
形状の計測・測定に使えます。

obj.で「.」インテリセンスが働くので、項目から選ぶことができます。


Shape.Area:面積
Shape.Volume:体積
Shape.CenterOfMass:重心(複合体(fusion)では機能しないようです)
Shape.MatrixOfInertia:慣性モーメント

エッジ長さ
obj = App.getDocument("Unnamed3").getObject("Pad")
shp = App.getDocument("Unnamed3").getObject("Pad").Shape
elt = App.getDocument("Unnamed3").getObject("Pad").Shape.Edge3
(直径10mmの円)
elt.Length
31.41592653589793

elt.Curve.Rdius:半径

//コピペ用
//面積
obj.Shape.Area
//重心
obj.Shape.CenterOfGravity
//慣性
obj.Shape.MatrixOfInertia

参考

//慣性
obj.Shape.MatrixOfInertiaコマンドによる出力
Matrix ((689.333,2.66454e-15,0,0),(2.66454e-15,337.333,0,0),(0,0,1026.67,0),(0,0,0,1))
Ixx = 689.333,Iyy = 337.333

作成コマンド

T105 python FreeCAD

そのほか

依存関係グラフ

既定だとgraphvizをインストールする必要があります。リンクをたどっていくと、graphvizのサイトに行きつきます。環境に応じてダウンロードしてインストールします。
パスを通す必要があります。インストール時に指定するか、後でインストールフォルダ内のbinフォルダを指定します。(「はい」をクリック)

graphvizのインストールが必要
モデル構成

ショートカットキー

ショートカットキーの設定

画像のインポート

imageモジュールから画像をインポートできます。画像データを下書きにして、図面作成の補助に使用できます。

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