OpenModelica :モデリング言語(Modelica)で物理現象を記述するツール
シンボル化された関数をつなげて操作します。これらのツールを用いた作業は、1DCAEという言い方をされたりしているようです。

簡単に内容確認をしました。
サンプルの参照
結果に動きがあった方が確認しやすそうなので、Mechanics>MultiBodyのコンポーネントを使用します。上図はそれにあたります。
OpenModelicaをインストールして起動すると、OMEditが立ち上がります。ツリーを展開して、Modelica.Mechanics.MultiBody.Examples.Elementary.DoublePendulumのアイコンをダブルクリックします。

シンボルで連結された図が表示されます。上図だと右上に解析実行のアイコンが配置されており、
印のある、simulate with Animationのアイコンをクリックして実行します。

コンパイル作業が走ります。(環境によっては停止するかもしれません。コンパイルエラーに当たった場合には、Cドライブにインストールするとうまくいくかもしれません。)

再生ボタンで動きが確認できます。

変数ブラウザで項目にチェックするとグラフが描画されます。
たくさん項目があるので、フィルタすると少し見やすくなります。
上図はboxbodyの関節部のX方向位置の描画です。(box1のa,bとbox2のa,b端。1のbと2のaは共通)
CSVのアイコンでCSVファイルへ書き出しが行えます。
利用シーン
モデリング言語(Modelica)を用いたツール群は、開発の上流工程で利用されることが多いようです。
有限要素法(FEM)回りに組み込む場合を考えると、機構解析の代替で用いれそうな気がします。
また、構造解析でもビーム要素だけで構成したい場合にはこちらで代替可能でしょう。
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