OpenFOAM

T721_232 sloshingTank2D

この記事は約4分で読めます。

条件を変えてみます。

任意メッシュの置き換え(wsl:OpenFoam11)

blockMeshコマンドによる要素ではなく、メッシャー(salome)を使った要素で行った場合です。

参考:T711 要素ファイルの使用

salomeモデル

五面体要素が混じります。

結果

左:メッシュ変更 右:オリジナル

細かい部分では異なります。

作業

CAD形状

サンプルファイルT721_232-BodyPad.step (ハーフ形状)

メッシュ作成

salomeにstepファイルを読み込んで要素作成、表面要素の設定(名称)を行います。
作業要領はA632 熱伝導解析 openFoamと同じです。参考:メッシュ作成
モデルの位置を調整します。
要素の押し出しサイズは1にします。押し出し数を変えて実施します。
グループの名称をあらかじめそろえておきます。

stepファイル読み込みから要素作成
境界名の設定

サンプルファイルT721_232.unv

流用ファイルの修正 解析実行 OpenFoam11

sloshingTank2Dをコピーしてきて作業を行います。
コピーの仕方にもよりますが、所有者とグループを作業者に合わせておきます。
(permissionエラー)

T721_232.unvをフォルダ(systemやconstantフォルダの階層)に保存します。
0フォルダのalpha.water.origをコピーして、.origを消してalpha.waterとします。

コマンドでunvファイルを変換します。

ideasUnvToFoam T721_232.unv

変換後にconstant>polyMeshフォルダにboundaryファイルが作成されます。
中身は3つの境界設定が記述されています。
設定が既定のままですので、ベースとしているsloshingTank2Dのboundaryに倣って修正します。
具体的には、typeを修正して、inGroupsを追加します。

修正前

3
(
    walls
    {
        type            patch;
        nFaces          122;
        startFace       2210;
    }
    front
    {
        type            patch;
        nFaces          1148;
        startFace       2332;
    }
    back
    {
        type            patch;
        nFaces          1148;
        startFace       3480;
    }
)

修正後

3
(
    walls
    {
        type            wall;
        inGroups        List<word> 1(wall);
         nFaces          122;
        startFace       2210;
    }
    front
    {
        type            empty;
        inGroups        List<word> 1(empty);
        nFaces          1148;
        startFace       2332;
    }
    back
    {
        type            empty;
        inGroups        List<word> 1(empty);
        nFaces          1148;
        startFace       3480;
    }
)

サンプルファイル:sloshingTank2D_3.zip

エラーがなければ、コマンドsetFieldsを実行して、systemフォルダのcontrolDict内のapplicationに記載されているfoamRunで実行します。

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