T721_221 lockExchange

別のバージョンで実施したものです。

環境：wsl2 ubuntu 22.04.2 LTS
バージョン : OpenFOAM-11

foamバージョン・要素　変更

foamバージョン・要素　変更

引用元

<チュートリアルフォルダ>/multicomponentFluid/lockExchange
バージョンによって異なります。

salomeモデル

blockMeshコマンドによる要素ではなく、メッシャー(salome)を使った要素で行った場合です。

参考：T711 要素ファイルの使用

結果図

元より要素は粗く五面体も含まれます。

作業

CAD形状

サンプルファイル：T721_221-BodyPad.step

メッシュ作成

salomeにstepファイルを読み込んで要素作成、表面要素の設定（名称）を行います。
作業要領はA632 熱伝導解析 openFoamと同じです。参考：メッシュ作成

作業例　要素は少し違います。

サンプルファイル：T721_221_mesh.unv

流用ファイルの修正　解析実行　OpenFoam11

lockExchangeをコピーしてきて作業を行います。
コピーの仕方にもよりますが、所有者とグループを作業者に合わせておきます。
（permissionエラー）

T721_221_mesh.unvをフォルダ（systemやconstantフォルダの階層）に保存します。
コマンドでunvファイルを変換します。ideasUnvToFoam T721_221_mesh.unv

変換後にconstant＞polyMeshフォルダにboundaryファイルが作成されます。
中身は3つの境界設定が記述されています。
設定が既定のままですので、ベースとしているlockExchangeのboundaryに倣って修正します。
具体的には、typeを修正して、inGroupsを追加します。

5
(
    left
    {
        type            patch;
        nFaces          7;
        startFace       448;
    }
    right
    {
        type            patch;
        nFaces          7;
        startFace       455;
    }
    bottom
    {
        type            patch;
        nFaces          35;
        startFace       462;
    }
    top
    {
        type            patch;
        nFaces          35;
        startFace       497;
    }
    frontBack
    {
        type            patch;
        nFaces          490;
        startFace       532;
    }
)

5
(
    left
    {
        type            wall;
        inGroups        List<word> 1(wall);
        nFaces          7;
        startFace       462;
    }
    right
    {
        type            wall;
        inGroups        List<word> 1(wall);
        nFaces          7;
        startFace       469;
    }
    bottom
    {
        type            wall;
        inGroups        List<word> 1(wall);
        nFaces          36;
        startFace       476;
    }
    top
    {
        type            wall;
        inGroups        List<word> 1(wall);
        nFaces          36;
        startFace       512;
    }
    frontBack
    {
        type            empty;
        inGroups        List<word> 1(empty);
        nFaces          506;
        startFace       548;
    }
)

サンプルファイル：lockExchange_7.zip（要：所有者・グループ変更）foamRun前まで実施済み

エラーがなければ、コマンドsetFieldsを実行して、systemフォルダのcontrolDict内のapplicationに記載されているfoamRunで実行します。