BIMで作成した家屋の風通しを見てみます。
BIMモデルから解析までの作業確認が目的です。
ベース
使用ツール
項目 | 使用ツール | 備考 |
---|---|---|
モデル化 | FreeCAD 0.21 | |
メッシャー | salome 9.10 | |
プリプロセッシング | elmerGUI | |
ソルバー | elmer | |
ポストプロセッシング | ParaView 5.11.0 |
モデル
形状
物性値
材質 | 項目 | 設定 |
---|---|---|
空気 | 粘性 | 1.983e-5 Pa・s |
密度 | 1.205 kg/m3 |
elmerライブラリより
境界条件
項目 | 設定 | |
---|---|---|
境界条件 | 流入速度 | 10 m/s |
周辺条件 | 別記 | |
解析タイプ | 定常 |
項目 | 設定 | |
---|---|---|
周辺条件 | ① 風速定義 | 10 m/s |
② 出口 | 圧力 0 Pa | |
③ 側面部 | 法線方向速度0 | |
④ 上面部 | 法線方向速度0 | |
⑤ 下面部 | 床面相当 |
結果
風向きを変えてみたり、ドアや窓の位置を検討すると、風通しのいい間取りが見つかるかもしれません。
作業
基本的な作業はB205 看板になります。
BIMモデルを解析に落とし込む過程が主になります。
ジオメトリ
建築用のBIMモジュールを用いて形状を作成します。
参考:
使っているアイコンも同じです。構成が増えているだけになります。
サンプルファイル:B206_model.ifc
メッシング
salomeだとifcファイル形式では読み込めませんので、FreeCADからstepファイルを出力します。
salomeで読み込むと、ドアと窓の要素は無くなり、抜かれた形状となっています。
空気部の構造から家屋の構造をカットして解析対象部とします。
メッシュはオートで作成します。
サンプルファイル:B206_mesh.unv
解析ファイル
サンプルファイル:B205_elmerModel.zip
結果
ParaViewで確認します。
参考:
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