Elmerを用いて、
梁の熱応力を解析によって求めました。(梁の両端面を固定して温度上昇)
対象 片持ち梁 ソリッド要素
モデル化 : ジオメトリはFreeCADまたはsalome
プリプロセッサ :解析設定はElmerGUI
ソルバー :ELMER SOLVER (v 9.0)
ポストプロセッシング:ParaView5.9.0
条件: 計算シートの内容に準拠
計算シート K082 熱応力計算
物性値はElmerのライブラリからIronを使用しますが、以下、修正しています。
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとしてます。
線膨張係数:1.200e-05 (1/K)
温度条件:初期温度300K → 変更後温度500K
(端面に固定温度500K設定して変化)
伝導率:43.00 W/m/K 熱が伝わるように定義。飽和まで行うので、この解析では値の意味はないです。(FreeCADの規定値)
その他の値は影響しないので、ElmerのIron値のままです。(kg m 系)
作業: 下記
結果
A620 熱応力 K082 熱応力計算 と同じになります。
応力 | 値(MPa) |
ミーゼス | 504 |
作業
ElmerGUI
■Equation
Heat EquationとLinear elasticityのソルバーを用います。タブで選択して、Activeのチェックボックスをチェックします。
Heat Equationの方のPriorityを1にして実行します。
Linear elasticityのCalculate Stressesにチェックを入れておきます。
■Material
条件に従って修正しておきます。
■Initial condition
初期温度として300Kを指定しておきます。
■Boundary Condition
境界条件として、4つの面に以下の設定をしています。
YとZ方向は移動させないための拘束になります。
サンプルファイル:A621.zip
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