円筒に内圧をかけて、フープ応力を確認します。
対象 円管 四面体要素(2次)
モデル化: FreeCADにてモデル化
ソルバー :CalculiX(2.16)
ポストプロセッシング:CalculiX GraphiX
条件: 荷重 円管の内部に圧力荷重:10MPa を付与します。
拘束 軸方向(Y軸)については、底面を面で拘束します。
周方向と径方向ですが、X軸とZ軸上に割線を底面にいれて、
膨張方向を阻害しないように拘束します。(周方向に拘束)
材質 ヤング率 210000MPa ポアソン比0.3
作業:下記
結果
項目 | 値 |
径方向変位量 | 0.0258 mm |
応力(最大) | 114 MPa |
応力結果は100MPaとなるはずですので、板厚を考慮すると妥当といえそうです。
\begin{align}
\small σ = \frac{PD}{2t} = \frac{10×100}{2×5} = 100 MPa
\end{align}
作業
FreeCADにてモデル作成
基本的な操作は、片持ち梁等の作業と同じです。
上記では、断面(XY面上)を作成し、回転アイコンでY軸回りで作成しています。
拘束条件用に、割線をいれます。参照:ライナー(割線)
FEMモジュールで解析セットを作成し、マテリアル(steel)を設定します。
拘束①と内圧②を作成します。
内圧は内部の面につけ、軸方向の拘束は底面に作成します。
割線に従って、拘束条件を周方向に設定します。
サンプルファイル:hoop_stress.inp
注記
フープ(周方向)なので結果や境界条件の設定で円筒座標系を使う方がいいです。(調査中、、、)
上記は割り切って、ミーゼスを評価値にしています。
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