対象 片持ち梁 ビーム要素
片持ち梁の解析に遠心力を負荷してみました。
参照:A210 例題J 質量要素
T202_1 ビーム要素の確認
引張時にB32R要素だと正しくないようなので、B31Rとの混合にしています。
モデル化: FreeCAD(一部テキスト編集)
ソルバー :CalculiX(2.16)
ポストプロセッシング:FreeCAD,CGX
条件: 計算シートの内容に準拠
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとします。
左端固定,
右端:引張方向に1000N生じるような遠心力(ma = mrω2)
遠心力:重さm=1 (N), 半径r=100 (mm) , 速度ω2 = 10 (mm/s2)
作業: 下記テキスト編集
結果
項目 | 値 |
伸び量 | 0.00476 mm |
応力 | 10 MPa |
梁先端を1000Nで引張った結果と同じです。
作業 FreeCADモデリング テキスト編集
テキストの修正箇所は以下のようになります。
左はA110 例題A 片持ち梁の解析のビーム要素、右は変更後になります。
■要素修正と追加
右端の節点1(荷重側)を5mm左に移動させ、新たに節点12を移動させた節点位置(100,0,0)に作成します。B31Rの要素を節点1と12から定義します。(要素番号6)
さらに、節点12に要素番号33の質点を定義します。(参考:A210 例題J 質量要素)
要素セットEallとM0B0RstdD0に作成した要素を追加します。
*Element, TYPE=B31R, ELSET=Eedges2(要素の定義) 6, 1,12 *ELEMENT, TYPE=MASS , ELSET=EM(質量要素の定義) 33,12
■質量要素の質量定義
質量要素の質量を定義します。
*MASS,ELSET=EM 1
■遠心力の追加
遠心力を条件として追加します。
*DLOAD Eall,CENTRIF,10.,0.,0.,0.,0.,0.,1.
Eallの要素セットに対して、ω2 = 10 の速度を回転軸(0,0,0)(0,0,1)を回ると定義します。
もとの条件はコメントアウトしておきます。
その他の条件は変更しなくてもよいです。
サンプルファイル: beam_bar_mix_centrifugal.inp
注記
密度を入れると梁自体も考慮されます。
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