モデル
対象 片持ち梁 ビーム要素
片持ち梁をもちいて、熱伝達の解析を行ってみました。
元となるデータはA610、A630のビーム要素例になります。
参照:A610 熱変位解析
T221 熱伝達解析2
A641 熱伝達解析 Elmer
モデル化: FreeCADにてモデル化
ソルバー :CalculiX(2.16)
ポストプロセッシング:FreeCAD,CalculiX GraphiX
条件 : 計算シートの内容に準拠
計算シート XK084 熱伝達計算(保留)
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとしている。
線膨張係数:1.200e-05 (1/K)
温度条件:初期温度300K → 変更後温度500K
(端面に固定温度500K設定)
伝導率:43.00 W/m/K (ミリトン系と変わらないのでSI表示)
比熱:590000000 Nmm/ton/K(ミリトン系)(非定常の場合)
密度:7.9e-9 ton/mm3(非定常の場合)
熱伝達係数:0.1 (Nmm/s・1/mm2/K)
作業: 下記
結果
項目 | 値 (K) |
最大温度 | 500 |
最小温度 | 481 |
端面に放熱部があるので、温度分布が見られます。
値としてはちょっとずれている感じがします。(設定の不備かもしれません)
A641 熱伝達解析 Elmer の方が合っていそうです。
作業 FreeCAD
元とするデータはA610 熱変位解析になります。
00:00 開始
00:08 元にある結果を削除します
00:32 熱伝達面を指定します。伝達係数とシンク温度を指定します。(伝達係数は既定だと0.01で入りますが、0.1で計算しています)
※動画にはポップアップウィンドウは表示されていません
これで解析実行します。必要に応じて、出力設定等追記しますが、エディターで行うことになります。
結果の整理をしやすくするため節点結果をdatファイルに書き出しています。
サンプルファイル : beam_themal_convec.inp
参考 : T205 結果グループの設定
非定常(仮)
およそ3500秒で飽和状態になっています。
作業 テキストエディット
*STEP, INC=200
*COUPLED TEMPERATURE-DISPLACEMENT, direct
100,10000
元とするデータは上記のA640 熱伝達解析になります。
左:beam_themal_convec.inp
右:beam_themal_convec_unste_.inp
1783,1784行:密度を追加します。
1800,1801行:STEADY STATE をDIRECTにして100秒ステップを10000秒まで設定しています。(任意)
サンプルファイル : beam_themal_convec_unste_.inp
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