openFoamの覚書です。
基本的な事柄について記載しています。
作業手順
基本手順
基本的な手順は以下になります。
①作業データファイルをフォルダに格納する。
②メッシュを作成する
(条件を指定したファイルに従ってopenFoamが参照するファイルが作成されます)
③解析実行する
④結果確認
特徴的なのは、メッシュ作成が作業データをセットした後にする必要があることでしょうか。
また、追加の処理を行う場合(並列計算の設定等)には、必要なタイミングで、割り込みの作業が発生します。
フォルダ・ファイル
基本構造
openFoamはフォルダ単位で作業を行います。
フォルダは以下の構成をとっています。
(下記はopenFoamのサンプルのファイルです)
beam_r1 ├ 0 :開始時(0秒)について > 初期境界条件 │ ├ p :圧力条件 │ └ U :速度条件 ├ constant :物性値定義 │ └ transportProperties :(例)流体に関する特性値 >解析種類に応じて用意します。 └ system ├ blockMeshDict :要素定義 ├ controlDict :解析設定定義 ├ fvSchemes :ソルバー設定 └ fvSolution :ソルバー設定
解析種類によって様々なファイルが追加されます。
メッシュを作成した場合
blockMeshコマンドや要素変換でメッシュを作成するとpolyMeshフォルダが作成され、中にメッシュ情報のファイルが格納されます。
解析実行した場合
icoFoam等のコマンドで解析実行すると結果格納のフォルダが作成され、結果ファイルが作成されます。
チュートリアル
チュートリアル場所
wsl2
ターミナルから以下のコマンドで移動できます。
cd $FOAM_TUTORIALS
windows
Windows版をインストールすると下図の位置にチュートリアルがあります。
作業箇所にコピーして使用します。
<インストール箇所>\v2106\msys64\home\ofuser\OpenFOAM\OpenFOAM-v2106\tutorials
リソース
tutorialsのresourcesフォルダにはサンプルの形状データや数値データがあります。
他のツールとの関係
openFoam単体では、メッシュ作成などの機能を有していますが、外部ツールに請け負ってもらうのがいいと思います。他のツールとの関係性はCCXやElmerと同様なので、ルールを確認して、やりやすいように整えていきます。(ElmerGUIはGUIがついているのでわかりやすいです)
コメント