T226 熱伝導解析 多物性 をElmerで実施したものです。
対象 ソリッド要素
矩形の一辺の材質を変更して、伝熱解析を行いました。
モデル化: FreeCAD(0.20)
ソルバー: Elmer (8.4)
ポストプロセッシング:ParaView(5.9.0)
条件:
温度条件:初期温度300K → 変更後温度500K
(端面に固定温度500K設定して変化) 100秒後まで計算しています。(タイムステップ1秒×100)
アルミ
伝導率:167.00 W/m/K (ミリトン系と変わらないのでSI表示)
比熱:897000000 Nmm/ton/K(ミリトン系) 非定常の場合
密度:2.7e-9 ton/mm3 非定常の場合
樹脂(ABS)
伝導率:0.158 W/m/K (ミリトン系と変わらないのでSI表示)
比熱:2050000000 Nmm/ton/K(ミリトン系) 非定常の場合
密度:1.06e-9 ton/mm3 非定常の場合
作業: 下記
結果
時間が経過すると、おおよそ、 CalculiXの場合と一致します。T226 熱伝導解析 多物性
作業
メッシュを作成するところまでは、 T226 熱伝導解析 多物性 と同じです。
また、Elmerでの設定はA631 熱伝導解析 Elmer と同じです。
異なる点は、物性値の定義と適用させるボディが二つになることです。
■Equation
Heat Equationを設定
■Material
アルミとABSの設定、単位系に注意
■initial condition
Heat Equationのtemperatureを300Kとして二つのボディに適応させる。
■Boundary condition
対応面に温度境界条件を作成する。(BC1:300K,BC2:500K)
サンプルファイル:T533_sample_elmer.zip
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