CalculiXの要素接続について確認しています。
ビーム間接続
サンプルデータ:R010 素材集 >ID[ T214_connect3_Sketch ](検索)
接続要素:ビーム要素
接続要素はビーム要素としたものです。
■モデル条件
物性値(steel相当)
*MATERIAL, NAME=MaterialSolid *ELASTIC 210000,0.3
断面特性:矩形10x10mm(すべて同じ)
** Sections *BEAM SECTION, ELSET=M0B0RstdD0, MATERIAL=MaterialSolid, SECTION=RECT 10,10 -1.06581410364E-16, 1, 0 *BEAM SECTION, ELSET=M0B0RstdD1, MATERIAL=MaterialSolid, SECTION=RECT 10,10 1.06581410364E-16, 1, 0 *BEAM SECTION, ELSET=M0B0RstdD2, MATERIAL=MaterialSolid, SECTION=RECT 10,10 -5.629499534213E+16, 1, 0 *BEAM SECTION, ELSET=M0B0RstdD3, MATERIAL=MaterialSolid, SECTION=RECT 10,10 5.629499534213E+16, 1, 0 *BEAM SECTION, ELSET=M0B0RstdD4, MATERIAL=MaterialSolid, SECTION=RECT 10,10 -5.629499534213E+15, 1, 0
荷重条件(中央に下向き2000N)
*CLOAD ** ConstraintForce ** node load on shape: Sketch001:Vertex1 4,3,-2.0000000000000E+03
拘束条件
1-6自由度を拘束
■解析結果
項目 | 値 |
変位 | 31.024 µm |
応力(ミーゼス) | 78.885 MPa |
変位は中心部の下方が最大になります。
応力は本来、荷重から断面特性で変換しますが、3D出力したものを直接計測しました。
位置は固定端になります。
両持ち梁相当と考えて、一方に1000Nかかるとすると、
変位:0.02976mm、 応力:75Mpa 程度になります。(参考:K053 両持ち梁(固着))
正常に伝達されているようです。ひとまず、剛性を上げたビームを接続要素として用いれそうです。
自由度をリリースできる感じではありません。
ソリッド - ビーム
ソリッド要素にビーム要素を連結したものです。
通常だと要素の自由度が異なるので、つなぎ方やモデル化を考える必要があります。
CCXだとビーム要素が計算時にソリッド化されるので、影響がないような結果です。
サンプルファイル:T214_2_nodeElem.inp (要素節点ファイル)
荷重点 X軸1000N
荷重点のX軸方向に1000Nを負荷した場合です。
2d出力にした場合の結果
frdファイル stress(ビーム部の荷重値)
-1 142 2.24628E-01 2.24981E-01 2.50390E+02-1.68114E-03-2.19295E-02 5.88877E-02 -1 143-2.23495E-01-2.24986E-01 2.50390E+02-1.79490E-03 2.18609E-02-5.88814E-02 -1 144-2.24628E-01 2.24981E-01 2.50390E+02 1.68114E-03-2.19295E-02-5.88877E-02 -1 145 2.23495E-01-2.24986E-01 2.50390E+02 1.79490E-03 2.18609E-02 5.88814E-02
おおよそ10MPaとなってます。
1000N/100mm2 = 10 MPa
サンプルファイル:T214_mass1N_3d_4_pull.inp (要素は上記要素ファイルを参照)
荷重点 Y軸-1000N
荷重点のY軸方向に1000Nを負荷した場合です。
拘束点付近で600MPa程度になります。曲げ応力はおおよそ合ってます。
ビームとの接続箇所は応力が極点に高くなります。
このような部分についての取り扱いには注意が必要です。
サンプルファイル:T214_mass1N_3d_4.inp
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