CalculiX(2.16)について 要素種類で挙動が変わるので確認しています。
曲げに対して不正確でも、対象の挙動にあまり関係なければ使用できる場合もあります。
適切に選択する必要があります。
基本的には二次要素を採用することになります。
熱
C3D8とC3D8R
熱の解析を行った場合、C3D8でなければきれいなコンタは得られません。
C3D8:完全積分要素
C3D8R:低減積分要素
構造
C3D20R
六面体二次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
曲げ応力は600MPaに近くなっています。
よく合っています。
サンプルファイル : Mesh_2order.unv
サンプルファイル : hex_2order.inp
C3D15
五面体二次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
曲げ応力は600MPaに近くなっています。
サンプルファイル : penta_Mesh_2Order.unv
サンプルファイル : penta_2order_beam.inp
C3D8R
六面体一次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
曲げ応力は300MPaに近くなっています。かなり乖離があります。曲げでは、マニュアルでも推奨されていないようです。
サンプルファイル : hex_1order.unv
サンプルファイル : hex_1order.inp
C3D8I
六面体一次要素について梁の曲げを行いました。こちらは低減積分要素になります。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
曲げ応力は600MPaに近くなっています。かなりいい傾向です。が、ねじりがある場合には適さないです。
サンプルファイル : hex_1order_C3D8I.inp
C3D6
五面体一次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
曲げ応力は600MPaから外れています。使う際には注意が必要そうです。
サンプルファイル : penta_1order.unv
サンプルファイル : penta_1order_beam.inp
C3D10
四面体二次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
サンプルファイル : Mesh_tet10.unv
サンプルファイル : tet_2order_beam.inp
C3D4
四面体一次要素について梁の曲げを行いました。
先端を下方(Z-1.94)に曲げています。(参考:A110 例題A 片持ち梁の解析)
あまり、一致していませんが、要素数で検討の余地はありそうです。
サンプルファイル : Mesh_tet.unv
サンプルファイル : tet_1order_beam.inp
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