CalculiX

T202_1 ビーム要素の確認

この記事は約2分で読めます。

引張圧縮

曲げと引張挙動の確認をしました。

対象要素

要素図

B31R:2節点の要素

B32R:中間節点のある要素

結果

B31R:引張挙動が正しく、曲げ挙動が不正確

B32R:引張挙動が不正確、曲げ挙動が正確

作業

参考:A110 例題A 片持ち梁の解析

上記のモデルに準じています。(出力は3Dにしています)

四角形断面 10mm×10mm
長さ100mm
ヤング率210000MPa
荷重1000N(引張or曲げ)

確認結果

B31RB32R
引張正確不正確
曲げ不正確正確

B31R:引張 正確 0.0047mm 
A110のビーム要素を修正してモデル化しています。

B31R:曲げ 不正確 52.9mm
引張の荷重を下方へ修正しています。

B32R:引張 不正確 0.0052mm
A110のビーム要素モデル

B32R:曲げ 正確 1.88mm
A110のビーム要素モデル

対処

■B32Rを割り切って使用する

 B32Rは引張の場合、端点に中間の値から外挿されているような値になっています。
わずかの違いとして割り切きるのも一つの手かもしれません。

■つなげて使用する

 曲げについてはB32Rで、引張はB31Rが必要です。引張については、先端部だけB31Rなら正常になりそうなので、つなげてみました。

引張:0.0047mm
曲げ:1.89mm

ひとまず、正常な結果になりました。

サンプルデータ(つなげたもの)

beam_bar_mix.inp
beam_bar_mix_bend.inp

座屈

座屈の結果については以下のようになっています。(Version 2.16 )

要素種類 座屈係数
B31 不正確
B31R 不正確
B32 およそ合ってる
B32R およそ合ってる

コメント

Translate »
タイトルとURLをコピーしました