路上に設置してある看板に風が吹きつける状態を作成してみます。
B205は流体に対してですが、こちらは構造に対してです。
使用ツール
参考:B205 看板
項目 | 使用ツール | 備考 |
---|---|---|
モデル化 | FreeCAD 0.20 | |
メッシャー | (Netgen FreeCADバンドル) | |
プリプロセッシング | FreeCAD 0.20 | |
ソルバー | ccx 2.16 | |
ポストプロセッシング | ParaView 5.10.0 |
モデル
形状
支柱部をパイプ形状にしています。
物性値
材質 | 項目 | 設定 |
---|---|---|
steel | ヤング率 | 210000 N/mm2 |
ポアソン比 | 0.3 | |
ABS | ヤング率 | 2300 N/mm2 |
ポアソン比 | 0.3 |
FreeCADライブラリより
境界条件
支柱の地面と接する部分を完全固定として、B205での風圧による圧力15Paを看板表面に設定します。
項目 | 設定 | |
---|---|---|
境界条件 | 支柱底面 | 完全固定 |
ボード表面(片面) | 圧力 15Pa | |
解析タイプ | 定常 |
結果
作業
ジオメトリ
パーツをアセンブルします。
参考:T131_P2
組付けたのち、FEMモデル用に一体化させます。
FEM
FEMモジュールに移動して、マテリアル、境界条件の設定を行います。選びずらい箇所もありますが、うまく選択していきます。
上記のように選択して実行するとエラーになります。これは支柱と支持梁が交差する部分の要素にマテリアルが設定されていないためです。(今回の指定の仕方だと、ブーリアンでいうところの積の箇所が問題になっています):参考 フィルター
salome等の別ツールで作業するなどの方法がありますが、ここではテキスト上で定義します。
解析実行のエラーログからエラー要素だけの部分にして、inpファイルのsteelの要素グループに追加してあげます。
テキストエディタや表計算ツールの置換機能をつかって、余計な文字列を消して整形します。
※上記は参考(状況によってはエラー要素番号が異なります)
結果
FreeCAD上で確認または、ParaViewへコンバートして確認します。結果ファイルをParaViewへ
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