impactにて、アルミ缶(ぽいもの)をつぶしてみました。
前段の作業としては以下になります。
A111_2 片持ち梁 圧縮
T310 サンプル 円管 impact
基準テストモデル 検討開始用
まずは、結果が返ってくる計算可能なモデルを作成します。
使用ツール
項目 | 使用ツール | 備考 |
---|---|---|
モデル化 | FreeCAD 0.20 | |
メッシャー | FreeCAD 0.20 | |
プリプロセッシング |
impact | |
ソルバー | impact | |
ポストプロセッシング | impact |
モデル
部材の厚さは一律 0.1mmとしています。(実際のアルミ缶は部位によって異なるようです)
潰すプレート治具は1.0mmにします。
物性値
アルミ材の名称とは異なる架空の値にしています。
材質 | 項目 | 設定 |
---|---|---|
Alm2024T3 | Young's modulus | 73000 MPa |
Poisson's ratio | 0.33 | |
Density | 2.77e-9 →2.77e-3 ton/mm3 | |
Yield stress | 210 MPa | |
(Failure stress) | 485 MPa(Not used) |
解析のモデルは、時間短縮のため、マススケールを用いてかなり重くしています。(10e+6倍)また、破断の定義は外しています。
プレートは接触要素とします。(Contact_Triangle)
境界条件
下端部:全拘束
プレート:移動制御
1秒で50mm移動します。(Z軸下方)
出力
解析時間0~1秒の間、0.05おきに出力
print every 0.05 step
結果


最大のつぶし荷重 839 N
80kg程度でつぶれています。質量・塑性条件が仮定のためや、実際は、偏心していたり、また、部材の厚さが部位ごとで異なっていたりとかなり違いが予想されます。破断の定義がありませんので、後半の挙動は異なると考えられます。
課題として、出力ステップが0.05ですので、その間にピークがくることが予想されます。
ひとまずの結果となります。つぶし始めて少し経過するとピークになるようなので、0.3秒程度まで計算しておけば、最大荷重が得られそうです。
作業
CADモデル & メッシュ
参考:T131 モデリング
要素サイズは動画より細かくしています。一次要素にしておきます。
サンプルファイル:B030_Can.unv、B030_plate.unv
impactモデル
注記:
ロッド要素が含まれるので、削除します。
変更部
print every 0.05 step MATERIALS OF TYPE ElastoPlastic Aluminum2024T3 E = 73000.0 NU = 0.330000 RHO = 0.000277 YIELD_STRESS = 210 EP = 0.1 CONSTRAINTS OF TYPE Boundary_Condition Fixed0 VX = 0 VY = 0 VZ = [0,-50,1,-50] trackers of type nodeforce 1 nodes = [9204,9205,9206,9207] direction = z- filename = C:\_arbi_\nodebase_neg_tria.trk 2 nodes = [9204,9205,9206,9207] direction = z+ filename = C:\_arbi_\nodebase_pos_tria.trk
サンプルファイル:B030_impact.in
課題
ひとまずの計算ですので、検証モデルを作成して確認する必要があります。
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