熱伝導をElmerGUIにて行ってみました。
対象 片持ち梁 シェル要素
参照:A630 熱伝導解析
モデル化: FreeCADにてモデル化
ソルバー :ELMER SOLVER (v 9.0)
ポストプロセッシング:ParaView 5.8.0
条件: 計算シートの内容に準拠しています。また、本ページではkg m 系で行っています。
計算シート K083 伝熱計算(同様の計算をする場合にはメートル系で入力します)
梁形状: 0.01m×0.1m
温度条件:初期温度293K → 変更後温度500K
(端面に固定温度500K設定して変化)100秒後まで計算しています。
鉄相当の物性値(Elmerのライブラリデータを使用します)
伝導率:80.2 W/m/K
比熱:449.0 J/kg K 非定常なので必要になります。
密度:7870.0 kg/m3
作業: 下記
結果
項目 | 値 (K) |
最大温度 | 500 |
最小温度 | 350.67 |
作業
A710 水圧 の作業に準拠しています。ジオメトリや要素モデルはそのまま使用できます。
FreeCADで100×10mmの平面形状を作成します。
T131 モデリング
作成したジオメトリを用いてsalomeで要素を作成します。
salomeでジオメトリを読み込む際、stepファイルをyesで読み込むとメートル単位で読み込みます。
(stepファイルの読み込みスケール)
また、境界条件設定用のエッジ要素グループも作成します。
T405 メッシュ作成 例
作成した要素をElmerGUIに取り込んで条件設定します。
Setup
transientの設定をします。
Equation
heat equation をアクティブにします。
Material
ライブラリからIronを選択します。
Initial condition
初期条件に温度293K(20℃)にしておきます。
Boundary condition
Boundary condition1
左端に500Kを設定します。
サンプルファイル : A631.zip
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