解析作業

A171 弾塑性の解析

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対象 梁 ソリッド要素

モデル化 FreeCADにてモデル化

条件 計算シートの内容に準拠(K041 断面性能 四角断面

梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとします。

参照元 A110 例題A 片持ち梁の解析 のソリッドデータを引張として使用

境界条件 端面を強制変位で引っ張ります。

計算水準 

a. 元の物性値のまま使用 ヤング率 ポアソン比
*ELASTIC
210000, 0.300

b. Ramberg-Osgood 則の使用
*DEFORMATION PLASTICITY
210000.,.3,800.,12.,0.4

c. SS線を定義 弾性部はaのまま、塑性部を追加
*ELASTIC
210000, 0.300
*PLASTIC
800.,0.
1100.,0.03

結果

解析結果 SS線図

塑性考慮の場合には一定の応力下で変形し続けています。

作業 FreeCAD

c. SS線を定義

ツリーのマテリアルを選択する(①)と②の非線形材料の定義アイコンがアクティブになるので、クリックして③を選択しプロパティで設定します。
エディターで確認すると*ELASTICの下に*PLASTICコマンドと共に書き出されています。
*PLASTICは塑性変形部の情報を入力します。
b. Ramberg-Osgood 則の使用 については、エディターを編集することになります。

補足
そもそもRamberg-Osgood 則ですが、CCXのマニュアルには以下のようにあります。

\begin{align}
Eε = σ + α\Biggl( \frac{|σ|}{σ_0}\Biggl )^{n-1} σ
\end{align}

• *DEFORMATION PLASTICITY
Following line:
• Young’s modulus (E).
• Poisson’s ratio (ν).
• Yield stress (σ0)
• Exponent (n).
• Yield offset (α).
• Temperature.

試験データにうまく合わせればいいかと思います。
解析では変形量が大きくなっていますので、真ひずみで試験データを入力します。
\begin{align}
\small  ε_t = Ln(1+ε_n)
\end{align}
\begin{align}
\small  σ_t = σ_n(1+ε_n)
\end{align}
\begin{align}
\small  ε_t:真ひずみ σ_t:真応力 ε_n:公称ひずみ σ_n:公称応力
\end{align}

サンプルファイル

(SS) beam_SS.inp

(Ramberg-Osgood) beam_RO.inp

そのほか

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