CalculiXを用いて動的な梁の計算を行ってみました。(時刻歴過渡応答)
対象 片持ち梁 ビーム要素 (参照元 A110 例題A 片持ち梁の解析 )
モデル化 : FreeCADにてモデル化
計算ソルバー : CalculiX(2.16)
条件 : 計算シートの内容に準拠(K052 片持ち梁 曲げについて 計算)
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとしている。
密度 7.9e-9 ton/mm^3
拘束 左端を完全固定
荷重 右端に下向きZ1000Nをに設定
解析時間:全時間 0.0055秒
結果出力間隔 0.0001秒
陰解法による
結果
項目 | 値 |
たわみ量 | 3.63 mm |
応力(節点力から計算) | 1367.1 MPa |
衝撃荷重として扱われているので、変位の結果についてはおよそ一致しています。(目標値1.9×2 = 3.8mm)応力についても許容範囲でしょうか。(目標値1200MPa)
補足
左端の固定端での応力と右端の節点変位のグラフになります。
1周期はおおよそ1次固有値と一致します。(1/1.2e-3 = 833Hz)
参考:K061 衝撃荷重の計算
サンプルファイル(ビーム要素) bar_check_32R_SF_dyn2.inp
作業(テキスト修正)
A110 例題A 片持ち梁の解析 のビームモデルから以下のように変更します。
**密度の追加
*DENSITY
7.900e-09
**負荷グラフの追加(初めから負荷しているのでなくてもよい)
*AMPLITUDE,NAME=Graph1
0,1,
0.0055,1,
**動解析の設定
*STEP,NLGEOM
*DYNAMIC,direct
0.0001,0.0055
**荷重の設定
*CLOAD,AMPLITUDE=graph1
** FemConstraintForce
** node load on shape: Edge:Vertex1
11,3,-1.0000000000000E+03
**節点力の出力設定
*NODE FILE, OUTPUT=2d
U,RF
*EL FILE,SECTION FORCES
S, E
そっと負荷する場合
**負荷グラフを0秒のとき0にして、0.0055秒の時に1になるようにします。
*AMPLITUDE,NAME=Graph1
0,0,
0.0055,1,
振動はしますが、1000Nで1.87mm程度のたわみ量でした。
応力は603MPaとなり、おおよそ合っています。K052 片持ち梁 曲げについて 計算
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