対象 片持ち梁 平面要素
片持ち梁の解析について平面ひずみ要素を用いてみました。
平面ひずみ要素は平面内しか変形しないことを前提とします。
平面(断面)の法線方向に長いもの(固い)が対象となります。
元となるデータは例題Aになりますが、ジオメトリから作成する必要があります。
モデル化: FreeCAD(一部テキスト編集)
ソルバー :CalculiX(2.16)
ポストプロセッシング:FreeCAD,CGX
条件: 計算シートの内容に準拠
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとします。
左端固定, 右端:下向きに1000N(要素の厚み方向10mm)
作業: 下記テキスト編集
結果
項目 | 値 |
たわみ量 | 1.75 mm |
応力 | 551 MPa |
ちょっと固くでてます。8節点(四角形)等の方がいいかもしれません。
作業 FreeCADモデリング テキスト編集
平面ひずみ要素はCalculiXの場合、XY平面上におく必要があります。(Z軸は0でいいと思います)
(だいたいのソルバーもそうだと思います)
上記のように境界条件を設定します。方法はA110のシェル要素と同じ要領です。
二次要素を作成して三角形6節点とします。
拘束・荷重は線分単位で設定して、詳細な修正はテキストエディターで行います。
テキストの修正箇所は以下のようになります。
左はFreeCAD上のテキスト、右は変更後になります。
■要素タイプ
要素タイプを CPE6 とします。
*Element, TYPE=CPE6, ELSET=Efaces
■拘束自由度の修正
境界条件用の節点・要素のセット名は適宜あわせていきます。
固定条件ですが、XY方向のみでよいので、完全固定で設定した場合は、他の自由度についてコメントアウトしておきます。(あっても問題ないかも)
** ConstraintFixed *BOUNDARY ConstraintFixed,1 ConstraintFixed,2 **ConstraintFixed,3 **ConstraintFixed,4 **ConstraintFixed,5 **ConstraintFixed,6
■sectionの変更
*SHELL SECTIONを*SOLID SECTIONに変更します。
*SOLID SECTION,ELSET=Eall,MATERIAL=MaterialSolid 10
10は板厚になります。1にした場合は負荷荷重を単位荷重に直す必要があります。
この意味でいうと、板要素を使用していることと違いはありません。
■荷重の修正
荷重を一節点に付け直します。Y方向下向きに1000Nとします。
1,2,-1.0E+03
サンプルファイル: face_strain3_2D.inp
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