対象 片持ち梁 ソリッド要素
片持ち梁の解析について他物体をばね要素でつなぎました。
元となるデータは例題Eになります。接触体を剛体にしています。
参照:A150 例題E 片持ち梁の解析(接触 剛体)
T211 ばね定数確認
モデル化: FreeCADにてモデル化(一部テキスト編集)
ソルバー :CalculiX(2.16)
ポストプロセッシング:CalculiX GraphiX
条件: 計算シートの内容に準拠
計算シート
梁断面 10㎜×10㎜ ヤング率 210000MPaとしている。
例題A相当のたわみを想定して、接触体を6.9㎜
(5㎜+1.9mm)移動させています。
作業: 下記テキスト編集
結果
![片持ち梁 ばね要素 接続](https://enginfo.jp/wp-content/uploads/2020/10/eaa23250678f0b4e2f0b9ac626d641b4.gif)
項目 | 値 |
たわみ量 | 7.22 mm |
応力 | ---MPa |
CGXの表示をそのまま転記しています。応力については、ばねの固定部に集中しているので、とくに評価していません。
変形図では、GAP要素の時とは異なり、固定されているため湾曲気味なのが見て取れます。
作業 テキスト編集
![](https://enginfo.jp/wp-content/uploads/2020/10/17850b83eb31e9195c04d8c0ce2016a8-1-1024x521.png)
作業はA150のGAP要素を使ったモデルから修正しています。要素の指定が異なるだけなので、簡単に作成できます。
節点確認参考:T103 FreeCAD tips FEM
差分表示
左 (A150のGAP接続)beam_gap2.inp
右 修正後(SPRING接続追加)
変更部1 SPRING要素の追加、構文[要素番号, 節点番号1, 節点番号2]
![](https://enginfo.jp/wp-content/uploads/2020/10/spring1-1024x352.png)
*ELEMENT,TYPE=SPRINGA,ELSET=SPR1 1001,58,3 1002,39,1 1003,13,4 1004,15,2
変更部2 ばね剛性定義
![ばね要素変更箇所](https://enginfo.jp/wp-content/uploads/2020/10/spring2-1024x342.png)
*SPRING,ELSET=SPR1 100000.
上記では、ばね剛性が100000(N/mm)となります。
サンプルファイル :beam_spring2.inp
注記
方向の指示等はなく、2点間の結合だけの機能のようです。ですので、軸方向のみの剛性を持つだけになります。場合によっては、剛体要素の代わりで検討できるかもしれません。
![](https://enginfo.jp/wp-content/uploads/2020/10/CalculiX-GraphiX-2020-10-20-13-27-25.gif)
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